石灰岩
バルト海沿岸の石灰岩は4.8億年~4.1億年前のオルドビス紀やシルル紀に形成され、当時は平坦な大陸棚が現在のバルト海の大部分を覆っていました。そのときに堆積したオルトセラン石灰石(エルランドシュタインと同義だがスウェーデン中部で主に産出する、直角貝化石=頭足類?)や珊瑚石灰石(4.2億年前、主にゴートラント産出)が現在の海岸部分に多く広がっています。こうした石灰岩は主にバルト海地域の石灰質の島であるエルランド(4.8億年前の頭足類化石による石灰岩が多く産出=エルランドシュタイン)やゴートラント、ものによってはスウェーデン国内由来のものもあります。その他の石灰岩は基本的にもっと新しく、たとえばデンマークのゼーランド由来の穴があり白く目立つファクセ石灰岩(主に珊瑚由来、指標堆積物)などは6500万年前の第三紀、つまりチョーク(Oberkreide晩期の6700年前)より後に形成されています。チョークは非常に細かく(50cm/1000年)、そして柔らかいためバルト海の南西部に広く広がっています。
石灰岩は比較的軟らかいため礫としては見つからず、また、大陸氷床によって粉々にされ運搬され、グラウンドモレーンのティルの主要構成物になっています。